IEAは2026年の世界石油供給を570万バレル/日下方修正、日本の卸売物価は前年比7.6%上昇
Reutersが9月11日に報じたIEA見通しでは、中東の供給障害が長引く前提で2026年の世界石油供給は従来想定より厳しく、供給量は570万バレル/日減少する見込みです。同日公表された日本の8月企業物価指数は前年比7.6%上昇し、円ベースの輸入物価は24.8%上昇しました。[01][02]
IEAはサウジアラビアの原油供給が30年以上ぶりの低水準に落ちたとし、湾岸・紅海の輸送障害を供給制約の主因に挙げています。日本では企業物価が高止まりし、来週の日銀会合で1.00%から1.25%への利上げ観測が強まっています。[01][02]
円高方向の動きがあっても、原油・燃料価格の上昇が輸入コスト低下を相殺しやすい局面です。電気、物流、食品の値上げ圧力を見るなら、ドル円だけでなく原油と企業物価を合わせて見る方が実態に近くなります。
来週は日銀とFRBの政策判断を控え、金利差と地政学の両方で為替が振れやすい状態です。米ドル・豪ドルとも一括交換を避け、分割しながらUSD/JPY・AUD/JPY、原油、日米金利をセットで確認するのが安全側です。